2007年 08月 08日
2007/8/5 彩湖道満トライアスロン ATCカップ
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やったよー。
完走したよ!
制限時間はオーバーしたけどね。
でも、完走できたことが、俺的にはすごい。
俺ってやれば出来る子!そんな自分を誉めてやりたいですという感じでしたw
完走できる確率40%ぐらいかな、と思ってたんだけど。
スイム(1.5km)-バイク(80km)-ラン(24km)
いわゆる、ミドルディスタンスのレース。
ミドルは初めての挑戦。
(そもそも、トライアスロンも3度目の挑戦。以前の2回はオリンピックディスタンスで、そのうち一回はスイム時間切れで失格。)
スイム 41:41
バイク 2:38:54(スイム→バイクのトランジッション含む)
バイク→ラントランジッション 4:09
ラン 3:15:20
ttl. 6:40:05
当日は、快晴。
曇ってくれー、と祈ってたけど、前評判通り、灼熱地獄の天候コンディションだった。
35度くらいまで上がったらしい。
コースは、スイムは彩湖を端から端へ、バイクは彩湖を変則的に8週、ランは彩湖をぐるっと5週という、彩湖尽くしのコース。
彩湖をホームコースとする俺様としては、なんとしても頑張らないと。
ちなみに、彩湖の周りは、全く日差しを遮るものはない。
文字通りの、暑さと日射との闘いだった。
彩湖まで自宅から自転車でてれてれ走っても15分。
8時半スイムスタート。
この時点では、もう既に、日陰にただ立ってるだけで背中とお腹に汗をびっちょりかくような暑さ。
【スイム】
スイムスーツ上下フル装備でスタート。
彩湖は、水がきたねーんだよ。これが。
荒川沿いの人造湖で、埼玉県民と東京都民の水がめなんだけどね。でも、汚い。どこかの記事で視界30cmって書いてあったけど・・・まあ、50cmは見えたかな。
前回、七ヶ浜で海の中の視界の効かなさに慣れてなくてパニックになった反省があるので、今回は、水中では全く見えないと覚悟しておこうと予め思っていたので、逆に「おお、水中に入水した指先まで見えるじゃん!やったぜー!」というぐらい、心の余裕ができていた。
何事も心の余裕って大事だなwww
彩湖って、本当に本当に汚いので、今まで泳いだことなんてもちろんなかった。
藻がプカプカ浮いてるし、ペットボトルのゴミとかも浮いてるし、一部、泡ブクぶくぶくしてるし。
週末は四季を問わずウインドサーフィンやっている人たちがいるけど、「よくやるよな~。まあ海なし県の埼玉だからしゃーないのかな~。」と思ってみてたけど、まさかその俺が彩湖を泳ぐ羽目になるとはねw
人造湖なので、岸辺から段階的に深くなる。
岸辺に沿って泳げば、足はつくし、それほど不安もない。
一斉スタートなので、あっという間にビリ集団の一人になってしまうが、七ヶ浜の時みたいにビリビリのビリということもない。それなりの練習量と、視界の効かなさへの覚悟のおかげで、パニックにもならず、なんとか泳げた。
それでも、たまに、藻が繁殖してぬるぬる気持ち悪い湖底に立って休んでしまったりしたんだけどね。
俺も心が弱いから、つい後ろを振り返って、「俺より遅い人いるかな?」なんて見ちゃったりする訳なんだけど、けっこういた。
七ヶ浜のときは、本当のビリビリだったので、それでますますパニックになっちゃったりしたんだけど、悲しいことに、「自分よりもまだまだ遅い人がいる」っていうのは、安心感に繋がる。
半分を過ぎた頃には自分なりのペースも掴み出せてきて、そうなった後は、ひたすら休憩なしでスイムフィニッシュ地点へ。
この時点で制限時刻の40分を過ぎていたので、オフィシャルには失格だったんだけどね。
このレースは、本来はATC(全日本トライアスロンクラブ)という団体の内部イベントだし、道路とかを封鎖して開催している訳ではないので、時間制限がゆるくて、オーバーしてても走らせてくれるのだ)
【バイク】
たっぷり日焼け止めを塗ってバイクへ。
思えば、七ヶ浜の直前に買ったキシリウムエリートも、コンチのグランプリも、七ヶ浜ではスイム制限時刻オーバーで失格になってしまったので使うことが出来なかったものだ。
そのときの雪辱を晴らすべく、バイクは超ガンガン走る。
完走目的なんで、別に順位を競ってた訳じゃないけど、「けっこう俺ってバイク得意かも」とか思っちゃったりした。
まあ、俺は元々ツーリング系チャリダーなので、チャリンコなら、意識が飛んでても半日くらいならば走れ続けられる。なんやかやで、ほぼ一定のペースで8周を走り通すことが出来た。
抜かれるよりも抜いた方が多かったような気がしたし、「俺ってもしかして、そこそこいいタイムじゃね?」と思ってたけど、トランジッションエリアに戻ったら、7,8割のバイクはラックにかかってた。
ま、スイムのタイムはぼろぼろの訳だし、そりゃそうか。
【ラン】
うーむ。これが辛かったなあ。
走り始めのこれは、「おおおっ、意外といけるかも」と勘違いした。
4月の初トライアスロンの石垣島のときは、バイクからランに移った直後は、足ががに股になってしまうような感じで、股が痛くて走りにくくて仕方がなかったんだけど、そういうのがまったくなかったから。
しかし、2周目で恐怖のエネルギー切れがやってきた。
俺って、内臓機能が弱いんだよ。
よく冷たい牛乳でお腹がゆるくなるし。
一年に一回は鶏肉に中って一晩中七転八倒するぐらい苦しむし。
なんか、エイドが1.5kmおきくらいにあって、バナナが置いてあるんだけど、さっぱり食べる気になれず、何も食べないでいたら、急に電池が切れてきた。
カラダのエネルギーが切れるとね、その瞬間は、「自分が何でこんなふうになっちゃったのか?」というのが冷静に判断できないんだよね。
徐々にペースが落ちて、いつの間にか歩いてしまい、3週目に入る頃には座り込んでしまった。
この時が一番苦しかったなぁ。
あと3周もあるのかと考えると、途中リタイヤするか・・・という考えが頭をかすめた。
今まで、マラソン(フル、ハーフとも)含めて、途中リタイヤなんてしたことがないんだけど。
いやいや、ここ彩湖は俺のホームコースだし。埼玉県人としてのプライドにかけて走り通さないと・・・と意地で歩き続けたw
(ちなみに、3周目ぐらいで、猛烈なスコールがやってきて、一気に涼しくしてくれた。俺は、あー、置きっぱなしのリュックに入れたケータイが水没したらどうしよ~ってことを心配してたけどw)
相変わらず、エイドでは水・ポカリは飲めるけど、バナナは食べられない。
なんか吐き気がする。
むちゃくちゃ酔っ払って、既に吐ける物は全て吐き尽くしたのにまだ吐き気がする、っていう時の気持ち悪さのイメージ。口からヨダレしか垂れない感じ。
3周目までは周回チェックが手首にカラー輪ゴムなんだけど、4周目になると、これがタスキになる。何となく、頑張らなきゃ!という気分になる。エイドで気合いでバナナを食べた!食べた!
そしたら、一気に元気回復。
あとは、ひたすら歩くことなく走り続け、1/3周ごとのエイドでバナナを一本ずつ食べ続けて、無事フィニッシュ!
うう。これは本当に嬉しかった。俺的には。
目標である、「アイアンマンになること」に一歩近付いた気がした。
あの炎天下、ミドルのレースを(たとえ制限時間オーバーとは言え)完走したことは、俺としては、すごく自信になった。
ああ、エントリ締め切り直前まで出るかどうか迷ってたけど、走った良かった。このレース。
すごく嬉しい。
このエントリを書いてるのはレースの2日後だけど、まだ余韻が残っているよ。一生思い出に残るような素晴らしいレースだった。
主催者のATCの方々、ありがとう!
また来年も走るぞ!来年はスイムも、総合でも制限時間内に!
完走したよ!
制限時間はオーバーしたけどね。
でも、完走できたことが、俺的にはすごい。
俺ってやれば出来る子!そんな自分を誉めてやりたいですという感じでしたw
完走できる確率40%ぐらいかな、と思ってたんだけど。
スイム(1.5km)-バイク(80km)-ラン(24km)
いわゆる、ミドルディスタンスのレース。
ミドルは初めての挑戦。
(そもそも、トライアスロンも3度目の挑戦。以前の2回はオリンピックディスタンスで、そのうち一回はスイム時間切れで失格。)
スイム 41:41
バイク 2:38:54(スイム→バイクのトランジッション含む)
バイク→ラントランジッション 4:09
ラン 3:15:20
ttl. 6:40:05
当日は、快晴。
曇ってくれー、と祈ってたけど、前評判通り、灼熱地獄の天候コンディションだった。
35度くらいまで上がったらしい。
コースは、スイムは彩湖を端から端へ、バイクは彩湖を変則的に8週、ランは彩湖をぐるっと5週という、彩湖尽くしのコース。
彩湖をホームコースとする俺様としては、なんとしても頑張らないと。
ちなみに、彩湖の周りは、全く日差しを遮るものはない。
文字通りの、暑さと日射との闘いだった。
彩湖まで自宅から自転車でてれてれ走っても15分。
8時半スイムスタート。
この時点では、もう既に、日陰にただ立ってるだけで背中とお腹に汗をびっちょりかくような暑さ。
【スイム】
スイムスーツ上下フル装備でスタート。
彩湖は、水がきたねーんだよ。これが。
荒川沿いの人造湖で、埼玉県民と東京都民の水がめなんだけどね。でも、汚い。どこかの記事で視界30cmって書いてあったけど・・・まあ、50cmは見えたかな。
前回、七ヶ浜で海の中の視界の効かなさに慣れてなくてパニックになった反省があるので、今回は、水中では全く見えないと覚悟しておこうと予め思っていたので、逆に「おお、水中に入水した指先まで見えるじゃん!やったぜー!」というぐらい、心の余裕ができていた。
何事も心の余裕って大事だなwww
彩湖って、本当に本当に汚いので、今まで泳いだことなんてもちろんなかった。
藻がプカプカ浮いてるし、ペットボトルのゴミとかも浮いてるし、一部、泡ブクぶくぶくしてるし。
週末は四季を問わずウインドサーフィンやっている人たちがいるけど、「よくやるよな~。まあ海なし県の埼玉だからしゃーないのかな~。」と思ってみてたけど、まさかその俺が彩湖を泳ぐ羽目になるとはねw
人造湖なので、岸辺から段階的に深くなる。
岸辺に沿って泳げば、足はつくし、それほど不安もない。
一斉スタートなので、あっという間にビリ集団の一人になってしまうが、七ヶ浜の時みたいにビリビリのビリということもない。それなりの練習量と、視界の効かなさへの覚悟のおかげで、パニックにもならず、なんとか泳げた。
それでも、たまに、藻が繁殖してぬるぬる気持ち悪い湖底に立って休んでしまったりしたんだけどね。
俺も心が弱いから、つい後ろを振り返って、「俺より遅い人いるかな?」なんて見ちゃったりする訳なんだけど、けっこういた。
七ヶ浜のときは、本当のビリビリだったので、それでますますパニックになっちゃったりしたんだけど、悲しいことに、「自分よりもまだまだ遅い人がいる」っていうのは、安心感に繋がる。
半分を過ぎた頃には自分なりのペースも掴み出せてきて、そうなった後は、ひたすら休憩なしでスイムフィニッシュ地点へ。
この時点で制限時刻の40分を過ぎていたので、オフィシャルには失格だったんだけどね。
このレースは、本来はATC(全日本トライアスロンクラブ)という団体の内部イベントだし、道路とかを封鎖して開催している訳ではないので、時間制限がゆるくて、オーバーしてても走らせてくれるのだ)
【バイク】
たっぷり日焼け止めを塗ってバイクへ。
思えば、七ヶ浜の直前に買ったキシリウムエリートも、コンチのグランプリも、七ヶ浜ではスイム制限時刻オーバーで失格になってしまったので使うことが出来なかったものだ。
そのときの雪辱を晴らすべく、バイクは超ガンガン走る。
完走目的なんで、別に順位を競ってた訳じゃないけど、「けっこう俺ってバイク得意かも」とか思っちゃったりした。
まあ、俺は元々ツーリング系チャリダーなので、チャリンコなら、意識が飛んでても半日くらいならば走れ続けられる。なんやかやで、ほぼ一定のペースで8周を走り通すことが出来た。
抜かれるよりも抜いた方が多かったような気がしたし、「俺ってもしかして、そこそこいいタイムじゃね?」と思ってたけど、トランジッションエリアに戻ったら、7,8割のバイクはラックにかかってた。
ま、スイムのタイムはぼろぼろの訳だし、そりゃそうか。
【ラン】
うーむ。これが辛かったなあ。
走り始めのこれは、「おおおっ、意外といけるかも」と勘違いした。
4月の初トライアスロンの石垣島のときは、バイクからランに移った直後は、足ががに股になってしまうような感じで、股が痛くて走りにくくて仕方がなかったんだけど、そういうのがまったくなかったから。
しかし、2周目で恐怖のエネルギー切れがやってきた。
俺って、内臓機能が弱いんだよ。
よく冷たい牛乳でお腹がゆるくなるし。
一年に一回は鶏肉に中って一晩中七転八倒するぐらい苦しむし。
なんか、エイドが1.5kmおきくらいにあって、バナナが置いてあるんだけど、さっぱり食べる気になれず、何も食べないでいたら、急に電池が切れてきた。
カラダのエネルギーが切れるとね、その瞬間は、「自分が何でこんなふうになっちゃったのか?」というのが冷静に判断できないんだよね。
徐々にペースが落ちて、いつの間にか歩いてしまい、3週目に入る頃には座り込んでしまった。
この時が一番苦しかったなぁ。
あと3周もあるのかと考えると、途中リタイヤするか・・・という考えが頭をかすめた。
今まで、マラソン(フル、ハーフとも)含めて、途中リタイヤなんてしたことがないんだけど。
いやいや、ここ彩湖は俺のホームコースだし。埼玉県人としてのプライドにかけて走り通さないと・・・と意地で歩き続けたw
(ちなみに、3周目ぐらいで、猛烈なスコールがやってきて、一気に涼しくしてくれた。俺は、あー、置きっぱなしのリュックに入れたケータイが水没したらどうしよ~ってことを心配してたけどw)
相変わらず、エイドでは水・ポカリは飲めるけど、バナナは食べられない。
なんか吐き気がする。
むちゃくちゃ酔っ払って、既に吐ける物は全て吐き尽くしたのにまだ吐き気がする、っていう時の気持ち悪さのイメージ。口からヨダレしか垂れない感じ。
3周目までは周回チェックが手首にカラー輪ゴムなんだけど、4周目になると、これがタスキになる。何となく、頑張らなきゃ!という気分になる。エイドで気合いでバナナを食べた!食べた!
そしたら、一気に元気回復。
あとは、ひたすら歩くことなく走り続け、1/3周ごとのエイドでバナナを一本ずつ食べ続けて、無事フィニッシュ!
うう。これは本当に嬉しかった。俺的には。
目標である、「アイアンマンになること」に一歩近付いた気がした。
あの炎天下、ミドルのレースを(たとえ制限時間オーバーとは言え)完走したことは、俺としては、すごく自信になった。
ああ、エントリ締め切り直前まで出るかどうか迷ってたけど、走った良かった。このレース。
すごく嬉しい。
このエントリを書いてるのはレースの2日後だけど、まだ余韻が残っているよ。一生思い出に残るような素晴らしいレースだった。
主催者のATCの方々、ありがとう!
また来年も走るぞ!来年はスイムも、総合でも制限時間内に!
by hoya
| 2007-08-08 02:11
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