2015年 01月 20日
2015/1/17-18 Vibram香港100
|
前から出たいと思っていたレース。
一昨年くらいにエントリしたのだが、用事が入ってキャンセルしてしまった。
レースは土日に行われる。
土曜の8時スタートで、制限時間は30時間。20時間程度で日曜早朝にフィニッシュする人ならば、当日中のフライトで帰宅することも可能だろう。つまり、2泊3日。
僕は今回、金曜日in、月曜日outの3泊4日で現地入りした。
ウェア
この時期の香港は、晴れているかぎりにおいては、それほど寒くはない。
日中は長T1枚で過ごせる、日没後もその上にアウターを1枚羽織れば十分なくらい。
このレースの最も標高が高い場所は1,000mで、事前の天気予報によると、雨の可能性はほぼないようだった。
風が吹いたとしてもせいぜい体感気温3,4度くらいだろうと予想し、寝転んで休憩したりしない限りは、ダウンやフリースなどは不要だろうと判断した。
日没前後に到着することになる、52km地点のCPにドロップバッグを置けるのだが、そこに夜用のウェアを念の為に置いておくとしても、日中は軽装で走ることとした。
日中のウェア:
上:長袖SKINS+Tシャツ
下:CW-Xスタビライクス
ニューハレXテープを、右足に1枚、左足に1枚。
右足の前部股関節にも2枚テーピング。
カッパ兼寒さよけとして、モンベル バーサライト(上)のみをバックパックに入れた。
52km地点では、身体の調子が良く、今後も眠くて横になったり、長時間座り込んだりする可能性がないだろうと判断し、これらにこれらに加えて、ネックウォーマー代わりのBUFF1枚をバックパックに入れたのみ。
最終的には、後半の標高1,000mの山のピーク付近では風も吹き出してきて震えるほど寒く、バーサライト(上)とBUFFは全て身につけることになった。
靴:ノースフェイル シングルトラック
(交換なし)
この靴の選択で良かったと思うけど、ダブルトラックでも良かったかもしれない。
装備
エイドはほぼ10km毎にあり、食べ物、飲み物は充実しているとのことだった。
規則上の必要装備品としての食べ物は、ジェル2個のみということなので、食べ物はそれほど持たなくていいだろうと判断し、本当にジェル2個しか持って行かなかったのだが、それもまったく消費しなかった。
水もこまめにエイドで補給できる。
小さめのリュックで十分だ。
ストックは最初から通して使うことが出来るが、前半はほぼフラットだろうと予測して(間違っていた)、52km地点CPのドロップバッグに入れておき、後半のみ使用した。
天候
この時期の香港国際マラソンに4年前に出たことがあり、小雨が降ったこともあってかなり肌寒かったのだが、今回のこのレースは、基本的には寒くはなかった。
この時期としては、かなり恵まれた天候コンディションだったようだ。
日中は日差しが強く、半袖Tシャツ1枚でも過ごせるくらい。
後半は、標高1,000mの大きな山があり、風も吹き、ちょうど疲れている頃ゆえにゆっくり歩くことしか出来ないために、かなり寒くてガクガクブルブルするほどだったが、それもごく一部の区間のみで、そこを通り過ぎて標高が下がってきたら、再び、寒さは消えた。
この山の付近では、ちょっとガスっていた。
コース
googleマップのコース図
高低図を見ると、
前半は、ほぼフラット。
後半も、アップダウンはあるが、せいぜい最大標高が1,000mくらい、
ということで、かなり舐めてかかっていた。
実際には、前半もかなりアップダウンがある。
海沿いトレイルなのだが、かなりの部分がコンクリ舗装だ。未舗装の部分もかなり硬い土。吸水性は悪そうなので、一度雨が降れば、水たまりだらけになるのではないかと思う。砂浜を走る箇所も幾つかある。
日没後の後半は、どんなところを走っているのかさっぱり分からないが、相変わらず舗装率は高かった。
前半はロードのマラソンシューズで走った、という人もいたようだが、個人的にはオススメしない。全線トレランシューズの方がいいと思う。
スタート会場の北潭涌。
まだ薄暗い。
僕は前日受付していたので、当日朝はドロップバッグを預ける以外は何もやることはない。ストレッチなどしてのんびり過ごす。
ちょろいコースだと舐め過ぎていて、地図を持って来なかった。
エイドの場所だけ把握したかったので、CP兼エイドの距離を記した一覧だけを写真に撮った。
だんだん明るくなってきて、8時にスタート。
参加者は50ヶ国から来ているらしい。
やはりメインランドが多い他、マレーシア、シンガポールなどの華人も多いようだ。
小さなバックパックの人も多い。
日本と変わっている点としては、片手ストックの人が少なからずいたこと。
かえって疲れると思うんだけどなー?
まだまだ余裕の表情。
海岸沿いの砂浜へ。
気持ちいい。
まったく人工物のない砂浜。
香港にこんな手付かずの自然が残っているなんて驚きだな。
そもそも、100kmもの長さのトレイルが取れるということにもビックリだけどね。
海がきれいだな。
さすがにこの時期は泳げない。
波は静かだ。
トレイル踏み踏み。
前半は、前後に必ず人がいる、というくらいのコース密度。
スタート直後のダブルトラックのトレイルに突入する箇所以外は、渋滞することはまったくなかった。
エイドの食べ物は充実している。
むしゃむしゃ食べる。
ピーナツバターサンドとジャムサンドは、ヤマザキとかの既製品ではなく、ボランティアが一生懸命作ってくれている。
ミニおにぎりは、はっきり言ってあまり美味しくない。
総じて甘いモノが多く、後半はだんだんイヤになってきて、唯一の塩気のある食べ物である、カップラーメンばかり食べていた。
一レースでカップラーメンを4つも食べた。
自己ベストを更新したと思う。
きれいな海だ。
ゆっくりとハイキングしている人達も多い。
トレッキング好きな何代前だかの香港総督が整備したトレイルらしい。
まだまだ余裕。
日差しが強く、こまめに日焼け止めを塗りたくる。
舗装路も多い。
このようなコンクリ舗装の遊歩道が多い。
固くしまったトレイル。
雨が降ったら川になりそうだ。
CP5 52km地点にてドロップバックから荷物交換。
思ったよりもいいペースで、日没前に到着することが出来た。
ここで、アイウェアのレンズをスモークからクリアに換装。
ここのエイドで食べたパスタは、ぐちゃぐちゃにふやけていてまずかったな。
いよいよ日没。
だんだん気温も下がってくるが、行動し続けている限りにおいては、アウターを着るほどではない。
土地勘がないので、意外と広い香港の中で、自分が今どの辺を走っているのか、まったく分からない。
突如として現れた、街の夜景。
ほんのりガスっているのが残念。
CP7では、焚き火で選手たちが談を取っていた。
こういうのは危険だ!
焚き火にあたったら、二度と出発出来なくなってしまうよ。
このCP7は、運営ボランティアがみんなノリノリで、大音量のダンスミュージックに踊りながら選手たちをサポートしていた。
なんか楽しい!元気が湧いてくる。
日本人のボランティアもいた。
大東亜戦争時代の塹壕。
かなり立派なコンクリ製で、まったく荒れていない。
おそらく、我が帝国陸海軍を迎え撃つために英国軍が構築したもの。
立入禁止の札は立っているけど、柵に覆われているわけではない。
今度ゆっくりと散策してみたいな。
最後のCPを過ぎてからは、猛烈な眠気がやってきて、気付いたら100mおきに立ち止まったまま寝ている、ということの繰り返しだった。
22:02'(ネット)でフィニッシュ。
眠気と闘いながら少しずつ下って行き、ふと気がついたら目の前にフィニッシュゲートが現れた!という感じで、脚がかなり残してあったので不完全燃焼気味。
全体と通して言うと、思ったよりもキツかった。
コースを舐め過ぎていた。
オフィシャル記録。
レース翌日は足つぼマッサージへ。
かなり効いた~。
関節の痛みはまったくなし。
筋肉痛も少しだけ。
足底アーチのダメージもほとんどない。
路面の硬さによるものではなく、高い段差がほとんどなかったからかと思う。
一昨年くらいにエントリしたのだが、用事が入ってキャンセルしてしまった。
レースは土日に行われる。
土曜の8時スタートで、制限時間は30時間。20時間程度で日曜早朝にフィニッシュする人ならば、当日中のフライトで帰宅することも可能だろう。つまり、2泊3日。
僕は今回、金曜日in、月曜日outの3泊4日で現地入りした。
ウェア
この時期の香港は、晴れているかぎりにおいては、それほど寒くはない。
日中は長T1枚で過ごせる、日没後もその上にアウターを1枚羽織れば十分なくらい。
このレースの最も標高が高い場所は1,000mで、事前の天気予報によると、雨の可能性はほぼないようだった。
風が吹いたとしてもせいぜい体感気温3,4度くらいだろうと予想し、寝転んで休憩したりしない限りは、ダウンやフリースなどは不要だろうと判断した。
日没前後に到着することになる、52km地点のCPにドロップバッグを置けるのだが、そこに夜用のウェアを念の為に置いておくとしても、日中は軽装で走ることとした。
日中のウェア:
上:長袖SKINS+Tシャツ
下:CW-Xスタビライクス
ニューハレXテープを、右足に1枚、左足に1枚。
右足の前部股関節にも2枚テーピング。
カッパ兼寒さよけとして、モンベル バーサライト(上)のみをバックパックに入れた。
52km地点では、身体の調子が良く、今後も眠くて横になったり、長時間座り込んだりする可能性がないだろうと判断し、これらにこれらに加えて、ネックウォーマー代わりのBUFF1枚をバックパックに入れたのみ。
最終的には、後半の標高1,000mの山のピーク付近では風も吹き出してきて震えるほど寒く、バーサライト(上)とBUFFは全て身につけることになった。
靴:ノースフェイル シングルトラック
(交換なし)
この靴の選択で良かったと思うけど、ダブルトラックでも良かったかもしれない。
装備
エイドはほぼ10km毎にあり、食べ物、飲み物は充実しているとのことだった。
規則上の必要装備品としての食べ物は、ジェル2個のみということなので、食べ物はそれほど持たなくていいだろうと判断し、本当にジェル2個しか持って行かなかったのだが、それもまったく消費しなかった。
水もこまめにエイドで補給できる。
小さめのリュックで十分だ。
ストックは最初から通して使うことが出来るが、前半はほぼフラットだろうと予測して(間違っていた)、52km地点CPのドロップバッグに入れておき、後半のみ使用した。
天候
この時期の香港国際マラソンに4年前に出たことがあり、小雨が降ったこともあってかなり肌寒かったのだが、今回のこのレースは、基本的には寒くはなかった。
この時期としては、かなり恵まれた天候コンディションだったようだ。
日中は日差しが強く、半袖Tシャツ1枚でも過ごせるくらい。
後半は、標高1,000mの大きな山があり、風も吹き、ちょうど疲れている頃ゆえにゆっくり歩くことしか出来ないために、かなり寒くてガクガクブルブルするほどだったが、それもごく一部の区間のみで、そこを通り過ぎて標高が下がってきたら、再び、寒さは消えた。
この山の付近では、ちょっとガスっていた。
コース
googleマップのコース図
高低図を見ると、
前半は、ほぼフラット。
後半も、アップダウンはあるが、せいぜい最大標高が1,000mくらい、
ということで、かなり舐めてかかっていた。
実際には、前半もかなりアップダウンがある。
海沿いトレイルなのだが、かなりの部分がコンクリ舗装だ。未舗装の部分もかなり硬い土。吸水性は悪そうなので、一度雨が降れば、水たまりだらけになるのではないかと思う。砂浜を走る箇所も幾つかある。
日没後の後半は、どんなところを走っているのかさっぱり分からないが、相変わらず舗装率は高かった。
前半はロードのマラソンシューズで走った、という人もいたようだが、個人的にはオススメしない。全線トレランシューズの方がいいと思う。
スタート会場の北潭涌。
まだ薄暗い。
僕は前日受付していたので、当日朝はドロップバッグを預ける以外は何もやることはない。ストレッチなどしてのんびり過ごす。
ちょろいコースだと舐め過ぎていて、地図を持って来なかった。
エイドの場所だけ把握したかったので、CP兼エイドの距離を記した一覧だけを写真に撮った。
だんだん明るくなってきて、8時にスタート。
参加者は50ヶ国から来ているらしい。
やはりメインランドが多い他、マレーシア、シンガポールなどの華人も多いようだ。
小さなバックパックの人も多い。
日本と変わっている点としては、片手ストックの人が少なからずいたこと。
かえって疲れると思うんだけどなー?
まだまだ余裕の表情。
海岸沿いの砂浜へ。
気持ちいい。
まったく人工物のない砂浜。
香港にこんな手付かずの自然が残っているなんて驚きだな。
そもそも、100kmもの長さのトレイルが取れるということにもビックリだけどね。
海がきれいだな。
さすがにこの時期は泳げない。
波は静かだ。
トレイル踏み踏み。
前半は、前後に必ず人がいる、というくらいのコース密度。
スタート直後のダブルトラックのトレイルに突入する箇所以外は、渋滞することはまったくなかった。
エイドの食べ物は充実している。
むしゃむしゃ食べる。
ピーナツバターサンドとジャムサンドは、ヤマザキとかの既製品ではなく、ボランティアが一生懸命作ってくれている。
ミニおにぎりは、はっきり言ってあまり美味しくない。
総じて甘いモノが多く、後半はだんだんイヤになってきて、唯一の塩気のある食べ物である、カップラーメンばかり食べていた。
一レースでカップラーメンを4つも食べた。
自己ベストを更新したと思う。
きれいな海だ。
ゆっくりとハイキングしている人達も多い。
トレッキング好きな何代前だかの香港総督が整備したトレイルらしい。
まだまだ余裕。
日差しが強く、こまめに日焼け止めを塗りたくる。
舗装路も多い。
このようなコンクリ舗装の遊歩道が多い。
固くしまったトレイル。
雨が降ったら川になりそうだ。
CP5 52km地点にてドロップバックから荷物交換。
思ったよりもいいペースで、日没前に到着することが出来た。
ここで、アイウェアのレンズをスモークからクリアに換装。
ここのエイドで食べたパスタは、ぐちゃぐちゃにふやけていてまずかったな。
いよいよ日没。
だんだん気温も下がってくるが、行動し続けている限りにおいては、アウターを着るほどではない。
土地勘がないので、意外と広い香港の中で、自分が今どの辺を走っているのか、まったく分からない。
突如として現れた、街の夜景。
ほんのりガスっているのが残念。
CP7では、焚き火で選手たちが談を取っていた。
こういうのは危険だ!
焚き火にあたったら、二度と出発出来なくなってしまうよ。
このCP7は、運営ボランティアがみんなノリノリで、大音量のダンスミュージックに踊りながら選手たちをサポートしていた。
なんか楽しい!元気が湧いてくる。
日本人のボランティアもいた。
大東亜戦争時代の塹壕。
かなり立派なコンクリ製で、まったく荒れていない。
おそらく、我が帝国陸海軍を迎え撃つために英国軍が構築したもの。
立入禁止の札は立っているけど、柵に覆われているわけではない。
今度ゆっくりと散策してみたいな。
最後のCPを過ぎてからは、猛烈な眠気がやってきて、気付いたら100mおきに立ち止まったまま寝ている、ということの繰り返しだった。
22:02'(ネット)でフィニッシュ。
眠気と闘いながら少しずつ下って行き、ふと気がついたら目の前にフィニッシュゲートが現れた!という感じで、脚がかなり残してあったので不完全燃焼気味。
全体と通して言うと、思ったよりもキツかった。
コースを舐め過ぎていた。
オフィシャル記録。
レース翌日は足つぼマッサージへ。
かなり効いた~。
関節の痛みはまったくなし。
筋肉痛も少しだけ。
足底アーチのダメージもほとんどない。
路面の硬さによるものではなく、高い段差がほとんどなかったからかと思う。
by hoya
| 2015-01-20 14:12
| レース