2013年 10月 09日
2013/9/29 白山白川郷ウルトラマラソン
|
http://www.r-wellness.com/hakusan-shirakawago/2013hakusan-shirakawago.html
コースマップ
http://www.r-wellness.com/images/2013/hakusan-shirakawago/coursemap.pdf
第一回目の大会。
エントリはしたものの、なんとなく、同じ団体が主催する飛騨高山ウルトラと混同していて、もっと近い場所で開催されるものと勘違いしていた。
詳細資料が届いて、地図を見てびっくり。
前日受付会場は金沢市の隣りの白山市というところで、日本アルプスを迂回して行かなくてはならないので、クルマで6,7時間はかかる。
電車で行くにしてももっとかかるし、ヘタしたら飛行機で行く方が速いくらい。
レース翌日の月曜日は朝イチで絶対にずらせない仕事が入っているし、すっかりDNSにしてエントリフィーを捨てるつもりでいた。
・・・のだが、間近になって、一緒にエントリしていたラン友のOカノさん、Hラダさんが是非とも行こうよ!ということで、僕も乗せられて、思い切って出ることにした。
そんな訳で、ちゃんとした準備はしていなかった。逆に、レース前の緊張感はあまりないので気は楽だ。
現地へ移動
Oカノさんのクルマで、土曜日早朝に出発して現地入り。
白山市役所にて、レース説明会。
わざわざ聞くほどのものでもなかった。
金沢駅前のビジホに投宿。
くるくる寿司でカーボローディング。
日本海側の魚がうまい地域なので、安くてうまくてお腹いっぱい。
まだ明るいうちに宿に戻って、19時には就寝。
しかし、すぐに酔いが切れて目が覚め、なかなか再び寝付けず。
前日受付でもらった荷物の中に入っていた。
こういうの、捨てられないんだよなー。
素直に、頑張ろうという気になる。
早朝スタート
スタート時刻は5時。
スタート会場まで金沢駅前の宿からは1時間かかるので、2時起きだ。
ビジホの1階ロビーで待合せていると、夜遅くまで飲み歩いてやっと宿に帰ってきたという感じの人たちが次々とエレベーターに吸い込まれていった。
白山神社の神主さんによる安全祈願。
よっしゃ頑張るぞ!と気合いが入る。
天候コンディション
ずっと晴れ。
この時期にしては気温高め。
日差しは強め。
個人的には、好きなコンディションだった。
コース
あまり馴染みがない地域なので、コースマップを見ても、どんなコースかイメージが沸かない。
普段は歩行者、自転車、バイクは入れない白山スーパー林道を閉鎖して、往復するというピストンコース。
往路はだらだら1,200アップ、そしてそのままだらだら1,000下る。
復路で同じく1,000アップ、そして1,200ダウン、という、男らしいコース。
スーパー林道だけど、高規格の舗装路だ。
折り返し地点は、世界遺産の白川郷で、合掌造りの観光地の中をツーリストを縫うようにして走る。
エイド
運営会社、ランナーズ・ウェルネスのレースは、どれもエイドの食べ物が充実している。
エイドは3kmごとくらいに設置されていて、今までに見たこともないような風変わりな地のお菓子や食べ物を食べることができて、これがとても楽しみだった。本当に、全てのエイドで違うものが出てくる。
また、ボランティアの女の子(大学生らしい)の応援もうれしい。
レーススタートしてすぐに眠気
スタート時点ではまだ真っ暗で、アイウェアのレンズはクリアだが、すぐに日が出てくる。
アイウェアのレンズをスモークに換装する頃に、早くも睡魔がやってきた。
朝早起きだったし、前夜はあまり眠れなかったしね。
まだ朝なのに。
眠くてたまらないが、3kmごとのエイドで補給すると、ちょっとは眠気が散る。
また、やたらと鼻汁が出る。
くしゃみも出るし、どう考えても風邪の引き始めの症状なのだが、
「お菓子ーなー? 何かのアレルギーかな?」
と自分を騙しながら走り続けた。
トンネルの中は真っ暗だ。
この頃は、完走出来なくてもまあいいかなあ、というくらいの気持ちだった。
行けるところまで行こう、と。
「野辺山より厳しいコース」という前評判だったので、野辺山でもぎりぎりの自分には無理なんじゃなかろうか、と。
延々と登るので、ほとんど歩く。
第1関門 三方岩を制限時刻ギリギリで通過
うとうとしながらペースが落ちていたため、第1関門のタイムがギリギリ。
少しペースアップした上で、かろうじて5分前に通過。
第1関門 三方岩
ここのエイドでは、ホットドッグとコーンスープが出た。
うまい。
白川郷へ 下りはペースアップ
ロードだけのランナーと比べると、僕はトレランをやるので、下りが得意だ。
下りは、ある程度は惰性で、休みを取る必要もなく、進む事が出来る。
ようやく調子が戻ってきたような感じだ。
白川郷を前にして、折り返しのHラダさん、次いで3,4分後にOカノさんとすれ違った。
1時間強の差がついている。
Hラダさんは、上りでもしっかりと走っていた。
あの二人はこのままの調子だと、ケガなどがない限りは問題なく完走出来るだろう。
そう考えると、よっしゃ、自分もやったるぞ!と気合いがみなぎってきた。
この時点で初めて、なんとしても完走しようという気持ちになってきた。
白川郷
ツーリストがうじゃうじゃいるけど、なかなか趣があっていいところだね。
白川郷の集落を見下ろす、絶好の撮影ポイントらしい。
復路へ
再び1,000アップへ。
さっき走ったばかりの道なので、気は楽だ。
タイム的には、往路と同じようにずっと歩いていたら厳しい感じ。
走り続ける必要はないけど、半分くらいは走らないとやばいかな、と判断した。
断続的に眠気がやってくる。
軽く幻覚も。
僕がよく見るパターンで、道端の自然物が人工物に見えてくる。
山の中腹で、人家があるわけではなく、観光ルートでもないから店があるわけでもないのに、やたらとたくさんお店や建物が道沿いに並んでいるような錯覚が頭の中で広がる。
周りの人も、歩いたり走ったり、という感じ。
エイド。
ちょっとでも上りの斜度が緩くなったら、みんな走る。
第3関門 三方岩
再び三方岩へ。
ここでデポ袋を広げて、靴を交換。
アディゼロManaからアディゼロCSへ。
靴下も履き替える。
ずっとウェストバッグに入れていた日焼け止めをデポ袋に預けて軽量化。
往路で美味しかったので楽しみにしていたホットドッグは、既に品切れだった
完走を確信して、下りスパート
三方岩を過ぎたら、あとはひたすら下りだ。
1,200mダウン。
膝にはまったく痛みはないし、走り続けることが出来る。
この時点で、自分は完走できるだろうと確信した。
だんだん日が傾いてくる。
ペースアップして、ふらふらしながら歩いている選手を何人もパスした。
左足の底だけがちょっと痛かったが、耐えられないほどではない。
日没過ぎて、フィニッシュ。
完走できて良かった!
タイム
スタート → 第2関門 白川郷 7:37'41"
第2関門白川郷 → 第3関門 三方岩 2:57'54"
トランジション 11'32"
第3関門 三方岩 → フィニッシュ 3:39'47"
ttl. 14:26'55"(ネット)
お風呂に入って汗を落とし、このレースの第2戦、3人で耐久帰宅ドライブへ。
途中、Hラダさんが上信越道のPAにiPhoneを落とすというハプニングがありつつも、無事に月曜日の午前3時に帰宅。
楽しかった!
良いレースだった。
「野辺山よりキツイ」と言われていたし、Oカノさんも確かにその通りだ、と言っていたけど、僕自身はそうは感じなかったな。
アップとダウンがはっきりしているので、時間と体調を管理しやすかった。
大会として第一回目だからということもあってか、制限時間はゆるめだったしね。
コースマップ
http://www.r-wellness.com/images/2013/hakusan-shirakawago/coursemap.pdf
第一回目の大会。
エントリはしたものの、なんとなく、同じ団体が主催する飛騨高山ウルトラと混同していて、もっと近い場所で開催されるものと勘違いしていた。
詳細資料が届いて、地図を見てびっくり。
前日受付会場は金沢市の隣りの白山市というところで、日本アルプスを迂回して行かなくてはならないので、クルマで6,7時間はかかる。
電車で行くにしてももっとかかるし、ヘタしたら飛行機で行く方が速いくらい。
レース翌日の月曜日は朝イチで絶対にずらせない仕事が入っているし、すっかりDNSにしてエントリフィーを捨てるつもりでいた。
・・・のだが、間近になって、一緒にエントリしていたラン友のOカノさん、Hラダさんが是非とも行こうよ!ということで、僕も乗せられて、思い切って出ることにした。
そんな訳で、ちゃんとした準備はしていなかった。逆に、レース前の緊張感はあまりないので気は楽だ。
現地へ移動
Oカノさんのクルマで、土曜日早朝に出発して現地入り。
白山市役所にて、レース説明会。
わざわざ聞くほどのものでもなかった。
金沢駅前のビジホに投宿。
くるくる寿司でカーボローディング。
日本海側の魚がうまい地域なので、安くてうまくてお腹いっぱい。
まだ明るいうちに宿に戻って、19時には就寝。
しかし、すぐに酔いが切れて目が覚め、なかなか再び寝付けず。
前日受付でもらった荷物の中に入っていた。
こういうの、捨てられないんだよなー。
素直に、頑張ろうという気になる。
早朝スタート
スタート時刻は5時。
スタート会場まで金沢駅前の宿からは1時間かかるので、2時起きだ。
ビジホの1階ロビーで待合せていると、夜遅くまで飲み歩いてやっと宿に帰ってきたという感じの人たちが次々とエレベーターに吸い込まれていった。
白山神社の神主さんによる安全祈願。
よっしゃ頑張るぞ!と気合いが入る。
天候コンディション
ずっと晴れ。
この時期にしては気温高め。
日差しは強め。
個人的には、好きなコンディションだった。
コース
あまり馴染みがない地域なので、コースマップを見ても、どんなコースかイメージが沸かない。
普段は歩行者、自転車、バイクは入れない白山スーパー林道を閉鎖して、往復するというピストンコース。
往路はだらだら1,200アップ、そしてそのままだらだら1,000下る。
復路で同じく1,000アップ、そして1,200ダウン、という、男らしいコース。
スーパー林道だけど、高規格の舗装路だ。
折り返し地点は、世界遺産の白川郷で、合掌造りの観光地の中をツーリストを縫うようにして走る。
エイド
運営会社、ランナーズ・ウェルネスのレースは、どれもエイドの食べ物が充実している。
エイドは3kmごとくらいに設置されていて、今までに見たこともないような風変わりな地のお菓子や食べ物を食べることができて、これがとても楽しみだった。本当に、全てのエイドで違うものが出てくる。
また、ボランティアの女の子(大学生らしい)の応援もうれしい。
レーススタートしてすぐに眠気
スタート時点ではまだ真っ暗で、アイウェアのレンズはクリアだが、すぐに日が出てくる。
アイウェアのレンズをスモークに換装する頃に、早くも睡魔がやってきた。
朝早起きだったし、前夜はあまり眠れなかったしね。
まだ朝なのに。
眠くてたまらないが、3kmごとのエイドで補給すると、ちょっとは眠気が散る。
また、やたらと鼻汁が出る。
くしゃみも出るし、どう考えても風邪の引き始めの症状なのだが、
「お菓子ーなー? 何かのアレルギーかな?」
と自分を騙しながら走り続けた。
トンネルの中は真っ暗だ。
この頃は、完走出来なくてもまあいいかなあ、というくらいの気持ちだった。
行けるところまで行こう、と。
「野辺山より厳しいコース」という前評判だったので、野辺山でもぎりぎりの自分には無理なんじゃなかろうか、と。
延々と登るので、ほとんど歩く。
第1関門 三方岩を制限時刻ギリギリで通過
うとうとしながらペースが落ちていたため、第1関門のタイムがギリギリ。
少しペースアップした上で、かろうじて5分前に通過。
第1関門 三方岩
ここのエイドでは、ホットドッグとコーンスープが出た。
うまい。
白川郷へ 下りはペースアップ
ロードだけのランナーと比べると、僕はトレランをやるので、下りが得意だ。
下りは、ある程度は惰性で、休みを取る必要もなく、進む事が出来る。
ようやく調子が戻ってきたような感じだ。
白川郷を前にして、折り返しのHラダさん、次いで3,4分後にOカノさんとすれ違った。
1時間強の差がついている。
Hラダさんは、上りでもしっかりと走っていた。
あの二人はこのままの調子だと、ケガなどがない限りは問題なく完走出来るだろう。
そう考えると、よっしゃ、自分もやったるぞ!と気合いがみなぎってきた。
この時点で初めて、なんとしても完走しようという気持ちになってきた。
白川郷
ツーリストがうじゃうじゃいるけど、なかなか趣があっていいところだね。
白川郷の集落を見下ろす、絶好の撮影ポイントらしい。
復路へ
再び1,000アップへ。
さっき走ったばかりの道なので、気は楽だ。
タイム的には、往路と同じようにずっと歩いていたら厳しい感じ。
走り続ける必要はないけど、半分くらいは走らないとやばいかな、と判断した。
断続的に眠気がやってくる。
軽く幻覚も。
僕がよく見るパターンで、道端の自然物が人工物に見えてくる。
山の中腹で、人家があるわけではなく、観光ルートでもないから店があるわけでもないのに、やたらとたくさんお店や建物が道沿いに並んでいるような錯覚が頭の中で広がる。
周りの人も、歩いたり走ったり、という感じ。
エイド。
ちょっとでも上りの斜度が緩くなったら、みんな走る。
第3関門 三方岩
再び三方岩へ。
ここでデポ袋を広げて、靴を交換。
アディゼロManaからアディゼロCSへ。
靴下も履き替える。
ずっとウェストバッグに入れていた日焼け止めをデポ袋に預けて軽量化。
往路で美味しかったので楽しみにしていたホットドッグは、既に品切れだった
完走を確信して、下りスパート
三方岩を過ぎたら、あとはひたすら下りだ。
1,200mダウン。
膝にはまったく痛みはないし、走り続けることが出来る。
この時点で、自分は完走できるだろうと確信した。
だんだん日が傾いてくる。
ペースアップして、ふらふらしながら歩いている選手を何人もパスした。
左足の底だけがちょっと痛かったが、耐えられないほどではない。
日没過ぎて、フィニッシュ。
完走できて良かった!
タイム
スタート → 第2関門 白川郷 7:37'41"
第2関門白川郷 → 第3関門 三方岩 2:57'54"
トランジション 11'32"
第3関門 三方岩 → フィニッシュ 3:39'47"
ttl. 14:26'55"(ネット)
お風呂に入って汗を落とし、このレースの第2戦、3人で耐久帰宅ドライブへ。
途中、Hラダさんが上信越道のPAにiPhoneを落とすというハプニングがありつつも、無事に月曜日の午前3時に帰宅。
楽しかった!
良いレースだった。
「野辺山よりキツイ」と言われていたし、Oカノさんも確かにその通りだ、と言っていたけど、僕自身はそうは感じなかったな。
アップとダウンがはっきりしているので、時間と体調を管理しやすかった。
大会として第一回目だからということもあってか、制限時間はゆるめだったしね。
by hoya
| 2013-10-09 15:52
| レース