2013年 05月 21日
2013/5/19 野辺山ウルトラマラソン
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このレースへは、3年ぶり、3度目の参戦。
国内ウルトラの中で、コース的、タイム的に最も厳しいと言われている。
3年前は、14時間の制限時間に対してギリギリの13:47'44"だった。
今回は、ある程度余裕を持って、途中何箇所かある関門を通過したいし、少なくとも3年前のささやかなPBを更新したいと思っていた。
ウェア、装備
なんとラン用腕時計を忘れた!
忘れたものは、やむを得ない。写真撮影用にケータイを持って走るかどうかを迷っていたところだったのだが、腕時計を持って来忘れたおかげで、自動的にケータイを持って走ることに決定。
ウェアは、いつものオールシーズンスタイル。
下はCW-Xスタビライクス
上はSKINS長袖+半袖Tシャツ。この上に、スタートから41kmデポ地まではモンベルのウルトラライトソフトシェルを着た。
右足首は1枚、弱点の左足首は2枚のニューハレXテープでヒールロック。
さらに加えて、今回は、初めて会場で購入した小さなアシックスのウエストポーチを投入した。
ポーチの中には、ケータイ、日焼け止め、後述のように41kmデポ地からiPodシャッフルとヘッドフォン、59kmデポ地からアイウェアの替えレンズ(後半で交換するためのクリアレンズ)を入れた。
デポ袋の中身
41km地点、59km地点、87地点の3箇所のデポ値があり、任意の2箇所にデポ袋を置くことが出来る。
いろいろ迷ったが、以下のようにした。
・41km地点
iPodシャッフルとヘッドフォン
レース中に音楽を聴いたことは今までに一度もないのだが、ロングのレース中は途中でどうしても眠くなる。音楽を聴きっぱなしではなく、眠気がやってきた時の気分転換用として初投入することにした。
レース序盤はさすがに眠くなることはないだろうと思い、41km地点から投入。
結果として、音楽プレーヤを投入したのは成功だったと思う。
・59km地点
アディゼロCS Wの替え
靴下の替え
アイウェアの替えレンズ(クリア)
スタートまで
当日雨が降る予定だったので、バイクではなくクルマで現地入り。
kyowさんと前日の競技説明会に参加したが、取り立てて有用な情報は得られなかった。
早目に宿に入って就寝するものの、相部屋のおっさんが迷惑なことにイビキが酷く、ロング前夜の高揚感と緊張感と相まってほとんど眠れなかった。
スタート
スタートは朝5時。
ぎりぎり空が明るくなりかけてきたかな、くらいの時間帯だ。
寒くはないが、身体を冷やさないためにモンベルウルトラライトソフトシェルを羽織ってスタート。
途中で気温はどんどん上昇し、ウルトラライトはウェストポーチにしまう羽目になった。このウェストポーチは、このレースでは大活躍だった。
高原野菜の畑の中を走る。
序盤のダート
野辺山のコースは、序盤はダートを走る。
オフィシャルにはトレランシューズの使用を推奨しているのだが、それほど粒が大きなダートではないので、普通のランシューで十分だ。僕はいつものアディゼロCS。
脚を温存するように、ちょっと傾斜が大きな登りでは歩くように務める。
レース序盤の高揚感に包まれた中で、周りの選手がハイペースで登っているのに敢えて歩くのはちょっとつらいのだが、無理をしない。
まだこの頃には景色を見渡す気持ちの余裕がある。
右股関節の違和感
右股関節に違和感。
いつもおかしくなる箇所だ。
今回は、この右股関節の違和感にはずっと苦しめられた。
第1関門 八峰の湯 41kmデポ地
前述のように、ここでiPodシャッフルを投入。
眠気はない。やはり持って来て正解だった。ずっと聴いていると耳が痛くなってくるので、つけたりはずしたりを繰り返す。
ラップタイムが分からないのは苦しい
ケータイはウェストポーチに入れていたので、単純なグロスタイムは分かるものの、ラップ計測は出来ないので、ペースがまったく分からない。
これはけっこう辛い。
何となく、3年前よりも速く走れているような感触があったのだが、ペースがさっぱり分からない。
59km地点 北相木村役場デポ地で靴を交換
それほど足がむくんでいる感触はなかったのだが、せっかく持って来ていることだし、靴下ごと交換してさっぱりする。
綺麗な新品のシューズ(もちろん慣らし済み)に交換すると、気分がイイ。
今年はエイドがしょぼかった
3年前、4年前はもっとエイド食が充実していたような気がするのだが。
今年は、どこのエイドも代わり映えのしない品揃えで、塩、飴、バナナ、オレンジ、おにぎり(シャリがカチカチ)、ブロックチョコ、たけのこの里(きのこの山はなかった!)など。
後半はエイド毎に地元の蕎麦やうどんを出してくれるところもあるのだが、かなり待ち列が長くてスキップしてしまったりした。
食べたいものがなくて、後半は何となくエネルギー不足気味になってしまったようだ。
内臓に負担がかかっていて、レース後も不調が続いている。
無理矢理にでも食べなくてはならないのだけど、ロングのレースでは食べ物はモチベーションの源泉なので、無駄に食べたくないものを食べたくはない!という気持ちにもなってしまう。
いよいよ馬越峠
延々と600mアップの舗装の峠だ。
ここはほとんどの選手が歩く。
トレランの峠と比べれば舗装の600アップなんてたいしたことないし、走らずに歩いてもいいんだと考えると気は楽だ。
かなり右股関節の痛みがやばいことになってきたのだが、しゃがんでちょっとストレッチしたらだいぶ楽になった。
このレースを通じて、コース脇に座り込んでしまったのはこの時一回だけだ。
そして馬越峠を越える!
相変わらずペースは全然分からなかったが、この時点で前後にデカフォレストの緑色ナンバカードの選手もたくさんいたので、完走できることは確信した。
87km関門から雨がポツポツ
既に空はほんのり薄暗くなり始めており、気温も下がってきているところで、ポツポツシャワー。
モンベルウルトラライトは41kmデポ値に預けてしまっているし、アウターの持ち合わせがないのでかなり焦った。
結局、雨足はすぐに弱くなり、制限時刻である19時まで天気がもったので良かった。
最後の13kmは延々と真っ直ぐ続く幹線道路で、モチベーションを維持するのがなかなか難しい。
平地なのに何度も歩いてしまった。
フィニッシュ
グロス13:23"ちょいでフィニッシュ。
スタート時にはゲートをくぐるまでに2分くらい待ったので、ネットタイムだと13:21"くらいだ。
3年前のPBを26分更新し、日没前にフィニッシュすることが出来てとても嬉しい。
国内ウルトラの中で、コース的、タイム的に最も厳しいと言われている。
3年前は、14時間の制限時間に対してギリギリの13:47'44"だった。
今回は、ある程度余裕を持って、途中何箇所かある関門を通過したいし、少なくとも3年前のささやかなPBを更新したいと思っていた。
ウェア、装備
なんとラン用腕時計を忘れた!
忘れたものは、やむを得ない。写真撮影用にケータイを持って走るかどうかを迷っていたところだったのだが、腕時計を持って来忘れたおかげで、自動的にケータイを持って走ることに決定。
ウェアは、いつものオールシーズンスタイル。
下はCW-Xスタビライクス
上はSKINS長袖+半袖Tシャツ。この上に、スタートから41kmデポ地まではモンベルのウルトラライトソフトシェルを着た。
右足首は1枚、弱点の左足首は2枚のニューハレXテープでヒールロック。
さらに加えて、今回は、初めて会場で購入した小さなアシックスのウエストポーチを投入した。
ポーチの中には、ケータイ、日焼け止め、後述のように41kmデポ地からiPodシャッフルとヘッドフォン、59kmデポ地からアイウェアの替えレンズ(後半で交換するためのクリアレンズ)を入れた。
デポ袋の中身
41km地点、59km地点、87地点の3箇所のデポ値があり、任意の2箇所にデポ袋を置くことが出来る。
いろいろ迷ったが、以下のようにした。
・41km地点
iPodシャッフルとヘッドフォン
レース中に音楽を聴いたことは今までに一度もないのだが、ロングのレース中は途中でどうしても眠くなる。音楽を聴きっぱなしではなく、眠気がやってきた時の気分転換用として初投入することにした。
レース序盤はさすがに眠くなることはないだろうと思い、41km地点から投入。
結果として、音楽プレーヤを投入したのは成功だったと思う。
・59km地点
アディゼロCS Wの替え
靴下の替え
アイウェアの替えレンズ(クリア)
スタートまで
当日雨が降る予定だったので、バイクではなくクルマで現地入り。
kyowさんと前日の競技説明会に参加したが、取り立てて有用な情報は得られなかった。
早目に宿に入って就寝するものの、相部屋のおっさんが迷惑なことにイビキが酷く、ロング前夜の高揚感と緊張感と相まってほとんど眠れなかった。
スタート
スタートは朝5時。
ぎりぎり空が明るくなりかけてきたかな、くらいの時間帯だ。
寒くはないが、身体を冷やさないためにモンベルウルトラライトソフトシェルを羽織ってスタート。
途中で気温はどんどん上昇し、ウルトラライトはウェストポーチにしまう羽目になった。このウェストポーチは、このレースでは大活躍だった。
高原野菜の畑の中を走る。
序盤のダート
野辺山のコースは、序盤はダートを走る。
オフィシャルにはトレランシューズの使用を推奨しているのだが、それほど粒が大きなダートではないので、普通のランシューで十分だ。僕はいつものアディゼロCS。
脚を温存するように、ちょっと傾斜が大きな登りでは歩くように務める。
レース序盤の高揚感に包まれた中で、周りの選手がハイペースで登っているのに敢えて歩くのはちょっとつらいのだが、無理をしない。
まだこの頃には景色を見渡す気持ちの余裕がある。
右股関節の違和感
右股関節に違和感。
いつもおかしくなる箇所だ。
今回は、この右股関節の違和感にはずっと苦しめられた。
第1関門 八峰の湯 41kmデポ地
前述のように、ここでiPodシャッフルを投入。
眠気はない。やはり持って来て正解だった。ずっと聴いていると耳が痛くなってくるので、つけたりはずしたりを繰り返す。
ラップタイムが分からないのは苦しい
ケータイはウェストポーチに入れていたので、単純なグロスタイムは分かるものの、ラップ計測は出来ないので、ペースがまったく分からない。
これはけっこう辛い。
何となく、3年前よりも速く走れているような感触があったのだが、ペースがさっぱり分からない。
59km地点 北相木村役場デポ地で靴を交換
それほど足がむくんでいる感触はなかったのだが、せっかく持って来ていることだし、靴下ごと交換してさっぱりする。
綺麗な新品のシューズ(もちろん慣らし済み)に交換すると、気分がイイ。
今年はエイドがしょぼかった
3年前、4年前はもっとエイド食が充実していたような気がするのだが。
今年は、どこのエイドも代わり映えのしない品揃えで、塩、飴、バナナ、オレンジ、おにぎり(シャリがカチカチ)、ブロックチョコ、たけのこの里(きのこの山はなかった!)など。
後半はエイド毎に地元の蕎麦やうどんを出してくれるところもあるのだが、かなり待ち列が長くてスキップしてしまったりした。
食べたいものがなくて、後半は何となくエネルギー不足気味になってしまったようだ。
内臓に負担がかかっていて、レース後も不調が続いている。
無理矢理にでも食べなくてはならないのだけど、ロングのレースでは食べ物はモチベーションの源泉なので、無駄に食べたくないものを食べたくはない!という気持ちにもなってしまう。
いよいよ馬越峠
延々と600mアップの舗装の峠だ。
ここはほとんどの選手が歩く。
トレランの峠と比べれば舗装の600アップなんてたいしたことないし、走らずに歩いてもいいんだと考えると気は楽だ。
かなり右股関節の痛みがやばいことになってきたのだが、しゃがんでちょっとストレッチしたらだいぶ楽になった。
このレースを通じて、コース脇に座り込んでしまったのはこの時一回だけだ。
そして馬越峠を越える!
相変わらずペースは全然分からなかったが、この時点で前後にデカフォレストの緑色ナンバカードの選手もたくさんいたので、完走できることは確信した。
87km関門から雨がポツポツ
既に空はほんのり薄暗くなり始めており、気温も下がってきているところで、ポツポツシャワー。
モンベルウルトラライトは41kmデポ値に預けてしまっているし、アウターの持ち合わせがないのでかなり焦った。
結局、雨足はすぐに弱くなり、制限時刻である19時まで天気がもったので良かった。
最後の13kmは延々と真っ直ぐ続く幹線道路で、モチベーションを維持するのがなかなか難しい。
平地なのに何度も歩いてしまった。
フィニッシュ
グロス13:23"ちょいでフィニッシュ。
スタート時にはゲートをくぐるまでに2分くらい待ったので、ネットタイムだと13:21"くらいだ。
3年前のPBを26分更新し、日没前にフィニッシュすることが出来てとても嬉しい。
by hoya
| 2013-05-21 19:10
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