2012年 07月 18日
2012/7/15 OSJおんたけウルトラトレイル100k
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-第一関門 5:09'48"
-第二関門 6:21'26"
-第三関門 2:51'424"
-finish 4:42'33"
ttl. 19:05'30"(ネット)
2008年の第一回から連続して出走しているレース。
毎年とても楽しみにしていたのだが、今年は別件があり、このレースは不参加の予定だった。その後、自分の予定が二転三転して、結局、前日朝になって出走することを決定。
カーボローディングも、特に深夜スタートのためにこの大会では絶対必須の睡眠ローディングもやっていない。
この大会では毎回使っている、ストックも準備出来なかった。
2本持っていたけど、2本とも壊れたまま買い直していなかったからね。
尚、靴はノースフェイス ダブルトラック(1サイズ大きめ)に決定。
14日(土)、クルマで現地入り。
この大会はほぼ毎回バイクで現地入りしていて、前後の移動ツーリングも楽しんでいたのだが、今回はさすがに身体を疲れさせたくなかったので、バイクは避けた。
現地に着くやいなや、雨。
例年は前夜も宿に泊まっていたのだが、今年は予約も何もしていなかったために、しとしと雨の中を車中泊して、スタートまでの2,3時間をまんじりと過ごした。
テント、シュラフも持って行っていたけど、雨の中を張るのは嫌だったし。
スタート会場の王滝小中学校。
パワースポーツ タッキーさんによるコース説明。
土砂崩れによって、今年もまたコースが変更になっている。
このレースは、毎年コースが変わるんだよね。今年は100kmに満たなかったらしいんだけど、結局何キロだったんだろう?
雨で、校庭はぐちゃぐちゃ。
0時スタート。
雨の中、ロードを進む。
身体の調子はいい。
最初の小エイド。
雨は小降りになったり、強くなったり。瞬間的には、土砂降りのようになったり。
ラン友と前後しつつ、会話を交わしながら進むのは、なかなかいいもんだ。
4時半頃に、猛烈な眠気がやってきた
もうどうしようもない眠気で、気がつくとコース上に立ち尽くしている、ということが何十回もあった。
ふと我に返ると、コースに対して真横に向かって立っていたこともあり、前後に選手が誰もおらずにどちらが進行方向か分からなくなってしまうような状況もあった。
この暴力的な眠気は、7時くらいまで、2時間半ほど続いた。
100歩ごとに立ったままいつの間にか眠っていた。
どのくらいの間眠っていたのかは分からない。2,3秒かも知れないし、5分くらいかもしれない。
時々、親切な選手が「大丈夫ですかー?」と声をかけてくれるのだが、すごくビックリする。
この空白の2時間半の間、どのくらい進めたのか分からないが、もしかしたら1kmも進んでいなかったかもしれない。
garminのログを取っていれば面白かったかもしれないな。(僕のgarminはハズレの個体なので電池が弱いので、おんたけの長さはもたない)
それまで前後していてラン友連中とは、この時点で既にだいぶ距離を離されていたようだ。
コース脇に横になって30分でも眠れればスッキリするのだが、雨のせいでそれも出来ない。
横になれるような場所を探しながら進んだのだが、適した場所はまったくなかった。
この時期の日の出は4時半くらいなのだが、雨のせいで明るくなるのは遅かった。
眠気のせいで止まっている時間が長かったために、かなり寒い。
第1エイドから第2エイドの間。
この頃になると、雨は降ったりやんだり。
バーサライト(上)を着たり脱いだりを何度も何度も繰り返した。
明るくなると、眠気は徐々におさまってくる。
今年のコースは、去年までと比べると、だいぶ整備されていた印象を受けた。
数十センチの穴ぼこや、雨水が流れて削られた深い溝などは、ほとんど砂利を撒いて埋められていた。
また、ドコモのケータイの電波が通じる箇所も増えていたようだ。
雨~曇りなので、見晴らしはいまいち。
例年は、ドピーカンで、日差しを遮るものがなにもない灼熱地獄なんだけど。
個人的には、灼熱のおんたけの方が好みだ。
第2関門。
関門制限時刻の30分前と、かなりギリギリに到着。
2009年の雨の大会では、この関門にギリギリ間に合わずにDNFとなってしまい、悔し涙を飲んだ。
今回は3年前ほどヒドイ雨ではないが、それでもこの関門をクリアできて嬉しかった。
土砂降りだ。
ゴアのジャケットの防水が効かない!と怒っている選手がいたが、12時間も連続着用してればいくらゴアでも無理ってもんだよね。
第2関門から第3関門までは、制限時間ギリギリの選手にとっては厳し目の時間設定になっている。
距離にして16km、関門制限時刻の差はわずか3時間だ。
僕もこんなところで引っかかる訳にはいかないので、ペースを早めた。
最後の第3関門。
この時点で、既にタイムは自己ワースト更新は確定。
しかし、ベストを尽くして走り続けた。
明け方ほどのガツンと来る眠気はなかったが、ふっとほんの一瞬だけ意識が落ちるような感覚や、幻覚が現れてきた。
幻覚は、人によって、よく見るパターンが決まっているらしい。
僕の場合は、自然物がバスや建物などの人工物に見える、というものなのだが、今回は違うパターンの幻覚が見られた。そもそも昼間に幻覚が見えるのも初めて。
道端に人物が見えて、しかも、その幻覚が現れると瞬間的にストーリーまで理解出来る、というもの。その幻覚が収まった瞬間には既にストーリーは忘れている、という点においても、夢に近い。
他に、空き缶、カエルなど、小物がシュッとコース路面を流れ星のように移動するように見える幻覚も見えた。
薄暗闇のなかをフィニッシュ。
タイムは自己ワーストを大幅更新したが、「雨のウルトラは完走できない」という自分なりのジンクスをぶち破ったのでよしとしよう。
また来年も走る!
-第二関門 6:21'26"
-第三関門 2:51'424"
-finish 4:42'33"
ttl. 19:05'30"(ネット)
2008年の第一回から連続して出走しているレース。
毎年とても楽しみにしていたのだが、今年は別件があり、このレースは不参加の予定だった。その後、自分の予定が二転三転して、結局、前日朝になって出走することを決定。
カーボローディングも、特に深夜スタートのためにこの大会では絶対必須の睡眠ローディングもやっていない。
この大会では毎回使っている、ストックも準備出来なかった。
2本持っていたけど、2本とも壊れたまま買い直していなかったからね。
尚、靴はノースフェイス ダブルトラック(1サイズ大きめ)に決定。
14日(土)、クルマで現地入り。
この大会はほぼ毎回バイクで現地入りしていて、前後の移動ツーリングも楽しんでいたのだが、今回はさすがに身体を疲れさせたくなかったので、バイクは避けた。
現地に着くやいなや、雨。
例年は前夜も宿に泊まっていたのだが、今年は予約も何もしていなかったために、しとしと雨の中を車中泊して、スタートまでの2,3時間をまんじりと過ごした。
テント、シュラフも持って行っていたけど、雨の中を張るのは嫌だったし。
スタート会場の王滝小中学校。
パワースポーツ タッキーさんによるコース説明。
土砂崩れによって、今年もまたコースが変更になっている。
このレースは、毎年コースが変わるんだよね。今年は100kmに満たなかったらしいんだけど、結局何キロだったんだろう?
雨で、校庭はぐちゃぐちゃ。
0時スタート。
雨の中、ロードを進む。
身体の調子はいい。
最初の小エイド。
雨は小降りになったり、強くなったり。瞬間的には、土砂降りのようになったり。
ラン友と前後しつつ、会話を交わしながら進むのは、なかなかいいもんだ。
4時半頃に、猛烈な眠気がやってきた
もうどうしようもない眠気で、気がつくとコース上に立ち尽くしている、ということが何十回もあった。
ふと我に返ると、コースに対して真横に向かって立っていたこともあり、前後に選手が誰もおらずにどちらが進行方向か分からなくなってしまうような状況もあった。
この暴力的な眠気は、7時くらいまで、2時間半ほど続いた。
100歩ごとに立ったままいつの間にか眠っていた。
どのくらいの間眠っていたのかは分からない。2,3秒かも知れないし、5分くらいかもしれない。
時々、親切な選手が「大丈夫ですかー?」と声をかけてくれるのだが、すごくビックリする。
この空白の2時間半の間、どのくらい進めたのか分からないが、もしかしたら1kmも進んでいなかったかもしれない。
garminのログを取っていれば面白かったかもしれないな。(僕のgarminはハズレの個体なので電池が弱いので、おんたけの長さはもたない)
それまで前後していてラン友連中とは、この時点で既にだいぶ距離を離されていたようだ。
コース脇に横になって30分でも眠れればスッキリするのだが、雨のせいでそれも出来ない。
横になれるような場所を探しながら進んだのだが、適した場所はまったくなかった。
この時期の日の出は4時半くらいなのだが、雨のせいで明るくなるのは遅かった。
眠気のせいで止まっている時間が長かったために、かなり寒い。
第1エイドから第2エイドの間。
この頃になると、雨は降ったりやんだり。
バーサライト(上)を着たり脱いだりを何度も何度も繰り返した。
明るくなると、眠気は徐々におさまってくる。
今年のコースは、去年までと比べると、だいぶ整備されていた印象を受けた。
数十センチの穴ぼこや、雨水が流れて削られた深い溝などは、ほとんど砂利を撒いて埋められていた。
また、ドコモのケータイの電波が通じる箇所も増えていたようだ。
雨~曇りなので、見晴らしはいまいち。
例年は、ドピーカンで、日差しを遮るものがなにもない灼熱地獄なんだけど。
個人的には、灼熱のおんたけの方が好みだ。
第2関門。
関門制限時刻の30分前と、かなりギリギリに到着。
2009年の雨の大会では、この関門にギリギリ間に合わずにDNFとなってしまい、悔し涙を飲んだ。
今回は3年前ほどヒドイ雨ではないが、それでもこの関門をクリアできて嬉しかった。
土砂降りだ。
ゴアのジャケットの防水が効かない!と怒っている選手がいたが、12時間も連続着用してればいくらゴアでも無理ってもんだよね。
第2関門から第3関門までは、制限時間ギリギリの選手にとっては厳し目の時間設定になっている。
距離にして16km、関門制限時刻の差はわずか3時間だ。
僕もこんなところで引っかかる訳にはいかないので、ペースを早めた。
最後の第3関門。
この時点で、既にタイムは自己ワースト更新は確定。
しかし、ベストを尽くして走り続けた。
明け方ほどのガツンと来る眠気はなかったが、ふっとほんの一瞬だけ意識が落ちるような感覚や、幻覚が現れてきた。
幻覚は、人によって、よく見るパターンが決まっているらしい。
僕の場合は、自然物がバスや建物などの人工物に見える、というものなのだが、今回は違うパターンの幻覚が見られた。そもそも昼間に幻覚が見えるのも初めて。
道端に人物が見えて、しかも、その幻覚が現れると瞬間的にストーリーまで理解出来る、というもの。その幻覚が収まった瞬間には既にストーリーは忘れている、という点においても、夢に近い。
他に、空き缶、カエルなど、小物がシュッとコース路面を流れ星のように移動するように見える幻覚も見えた。
薄暗闇のなかをフィニッシュ。
タイムは自己ワーストを大幅更新したが、「雨のウルトラは完走できない」という自分なりのジンクスをぶち破ったのでよしとしよう。
また来年も走る!
by hoya
| 2012-07-18 13:03
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