http://connect.garmin.com/activity/17536139134.8km
7:12'
累積登坂高度 2,122m
A8エイド 西富士中学校では、がっつり休むべし道の駅朝霧高原にクルマをデポし、バスで白糸の滝入り口へ。
このバス停の近くに、天子山塊に取り付く前のエイドである、西富士中学校がある。
天子山塊は、かなりヘビーだ。
山に入る時点でかなり疲れが溜まっているだろうし、間違いなく夜間走行になるだろう。、
朝霧高原のこの時期は、晴れていても日没前後くらいには気温は7度くらいにまで下がった。
山の中で、寝転がって休むのは厳しいだろう。
西富士中エイドではたっぷり休んでおいた方がよさそうだ。
ごろっと横になって、数十分~場合によっては1時間くらい睡眠を取ろうと思う。
コンタクトレンズを外してしっかり休みを取りたいところなので、メガネとコンタクトレンズ容器もバックパックに入れて走ろうと思う。
天子岳への登りは、フルでストック使える天子山塊は、幾つもの山を、狭い尾根筋で繋いでいる。
山脈の最南部に位置し、まず最初に登るのが、天子岳だ。
西富士中エイドが標高500m、天子岳は標高1,300mで、800mアップとなる。

登山口は、水の流れと一体化したぐちゃぐちゃのダブルトラックで歩きにくいが、この写真のような区間はごく一部。

すぐに登りやすい、ふかふかの快適シングルトラックとなる。
岩場はなく、とても歩きやすい。
道に迷いそうな箇所もない。
登り返しもないので、気持ち的にも楽だ。
天子岳の登りは、すべてストックを使って登ることが可能だ。

あっさりと天子岳山頂へ。
800mアップといっても、あまり大したことない感じ。
夜間でもあまり不安はない。
天子岳~長者ヶ岳~熊森山は、ゆるやかなアップダウンの繰り返し尾根筋を、アップダウンの繰り返しながら進む。
送電線の鉄塔保守監視ルートがあり、登山道のトレイルからそれ用の分岐が何箇所かあるが、道標が必ず設置されているので、迷うことはない。
また、レースに備えてか、道迷いを防ぐためのピンク色のリボンがそこかしこの木の枝に結んである。

走れる箇所も多いし、ストックも持ったままで行ける。
UTMF webサイト上に掲載されている詳細地図によると「崩落注意」と書いてある場所が何箇所かあるが、よくある「切り立った尾根筋のトレイル」であり、足を踏み外して滑落すれば当然大ケガをするだろうが、昼間ならば決して危険はない。
しかし、夜間で、しかも疲れて眠くてフラフラになりながらついうっかり足を滑らせてしまったら、リカバーすることは難しいだろう。その為にも、前述のように、天子山塊に取り付く前にしっかり休んで英気を養っておくことが大切だ。
熊森山は、マジで熊が出る。ガチで。熊森山を進む頃には、空を厚い雲が覆い、強い風が吹き出し、パラパラ雨が降ってきた。
ふとトレイルの脇の木に目をやると、木の幹に深い爪痕が・・・熊のシワザだ。
よく見ると、熊の爪のとぎ跡がそこかしこにあった。
(写真撮ったはずなんだけど、何故か保存されてなかった。ちょっと残念。)
熊鈴は当然装備していたが、風が強くて熊が風上にいたら聞こえないだろうし、5秒おきに「はいっ!」、「ほいっ!」とか声を出しながら、見えない熊の恐怖と闘いながら進んだ。
よく考えてみたら、山の名前も、熊の森の山だし。
熊森山から猪ノ頭峠までの下りは、ひたすら岩場。
わずかに露出した土の部分も湿り気を帯びてツルツル滑り、常時三点確保しながら進む有り様だった。
ストック使用は無理。
猪ノ頭峠から下山猪ノ頭峠から先の毛無山まで500mアップがあり、言わば後半こそが天子の真髄のようなものだ。

ここから先は、
・エスケープルートがしばらく無い
・雷が近づいてきている。(天子山塊はmaxでも標高2,000mなので植生は変わらないが、防火帯とかがあったらヤバイ)
・熊まじ怖い
という理由から、鏑木語録の「山ではチキンたれ!」を思い出して、下山した。

雨の中、舗装林道をしっぽり濡れながら下山したら、きれいに晴れ上がってしまった。
雨上がりの朝霧高原を、けたたましく鳴き叫ぶウグイスの声を蹴散らしながら、ゆっくり走ってフィニッシュ。
帰りは、鳴沢のゆらりで身体の疲れを取って、GW合宿は終了。